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あの時のあの人
第4章 恋心
あんなに逢いたかった人にまた振られるのが怖かった

私がモタモタしてるから、彼が気付いて私がいる方に向かって歩いてきた

私の目の前に立った彼は、あの時の出で立ちとは違っていた
「もう探さない約束だったのに、逢いに来てごめんなさい」

「君の気持ちを踏みにるような行動ばかりした俺が悪いから謝らないでください」

「あの~ 少しだけでも良いからお話してください」

「炊き出しと片付けが終わったらでも良い?」

「はい」
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