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あの時のあの人
第7章 エピローグ
昭禎さんからのプレゼントがようやく
私のお腹の中には子どもが……
「また、一つ苦労することが増えるかもしれないけど、これで俺がいつ死んでも大丈夫」

「そんなこと言わないで。3人でずっといるんだから」

「楓とは15歳、お腹の子とは52歳も違うんだぞ。いずれ俺は……」

「昭禎さんは私たちのために長生きするの。孫の顔も見るんだよ」

「楓と結婚できて本当に良かった。こんな家庭が夢だった」

「私も」
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