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瑠璃色
第9章 光が消えた時


GW…淵上は彼女がいる地元へと帰省。
淵上、嬉しそうだったなぁ…上手くいってるみたいで
よかった。

私は、二日間だけ直人さんの家へ。
本当は、ずっといたかったんだけど…何となく…
何となくなんだけど、直人さんの様子がおかしい気が
して…たまに、上の空。
疲れが溜まってるんだよね!
また、私は予定が入ったって嘘をついて、帰る事に
した。


GWが明けると、塾内にアルバイトの子が入ると当日
紹介があった。
とっても可愛い子、小林由季子ちゃん。
自己紹介が終わると、スタッフは授業の準備。
そんな中…

「直人君、今日からよろしくお願いしますね////」

見ると、アルバイトの子が直人さんの所に行き声を
掛けている。えっ?直人…君?

「お前ねー、その呼び方ダメだろー…ちゃんと、森山
さんって呼べよ!」
「えー…昔は、ずっと直人君って呼んでたのに…」

「いつの話だよ…お前、いい大人なんだから、その辺
キッチリしろ!」
「クスクスッ…はーい!!」

クルッ…パチッ…
あっ、目が合っちゃった…

スタスタスタッ…

「今日から、よろしくお願いします」
「あっ、こちらこそ…私、川崎と言います…そして
こっちは…」
「俺、淵上です…ところで、直人さんの事、何で知
ってるの?」

ちょっと淵上ー…顔が怖いから!

「あーっ…クスクスッ…昔、私ここの生徒だったんです。
それで知ってて」
「へー…そう…」

コラコラッ…もう少し、笑ってー!

「じゃ、そろそろ私達授業があるから…これから
よろしくね!」

「はい、よろしくお願いします」




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