この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
リップ・エレクト【完結】
第1章 女上司はタラコ唇~~💖
女課長の意地

「…この際だから、すでに態度を示しているヤマダ補佐とナカダ主任、それに反する提議をした風間君、責任者の私以外、一般職を含むこの場の全員に忌憚のない意見を述べてもらいましょう。一切、遠慮なしでいいわ。役職、立場無視で、我が課の岐路に対して私見を述べて欲しい。…じゃあ、順番は申し出順にする。さあ、意見がまとまった人から挙手して」


ここで一斉に中原アキ以外の女性陣二人が手をあげた。
二人は順番に以下の通り、課長の求めに対する意見を述べた。


「…私は派遣社員の身ですから、会社の事情は深く知り得る立場ではありません。その上で意見を求められれば、仮に正社員だったらという前提でですが、やはりリスクは最小限でって考えが基本んじゃないかなと思います。ヤマダ補佐はご自分の立場を踏まえた、至極妥当な意見で二課のためを思っての姿勢じゃないかと…」(契約社員A子)


「…一般論なら、A子ちゃんの言う通りだと思います。でも、我が課の今の局面なら、風間さんの見解が的を射てるんじゃないですかね?だって、私ら一般職の間でも、今回のレジェンヌでコケたら商品開発推進二課は店じまいだって見方してますよ、みんな。そりゃあ、この課がなくなれば次の配属先で頑張ろればいいやって、その割り切りも勤め人なら不思議ないですよ。でも、せっかく会社の期待を背負って、試供品段階まで来たんですから…。ここは中原課長と心中の覚悟を皆が持って、一丸でって気持ちはあってもいいと思うんですよね」(一般職B子)


”課長…、感慨深い表情だ。そうさ、一般職の女子職員でさえ、B子みたいな感覚を備える女性だっているんだ!さあ、今度は総合職の男ども4人だ。風見鶏かマングースか、ここで見極めてやるぞ!”


トシヤは後輩4人へ鋭い視線を注いだが…。


***



/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ