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第8章 2人の夜と、秘密

～～！！
な、なんと……！


「私！ あのまま……っ」


って完全に目が覚めたけど
タカくんの言う通り、体がびくともしない。


「……」


辛うじて動いた両手で顔を覆う。

……本当に意識飛んでた。
そのまま眠っちゃったんだ。


「私、メイクもそのまま……」
「うん。シャワーしてくる？」
「……！」
「俺先に入ったから」
「……」


……今になって、気付いた。

ベッドの上の彼は、きっちりバスローブを身にまとっているけど
濡れてスタイリングの取れた髪で、完全なオフモードに変貌している。

……オンのハードさとは異なる
休日のラフなスタイルとも違う

〜〜規格外の魅力がダダ漏れ……！


「か、可愛い…///」
「……は？」
「い、いいえなんでもな…」
「今なんつった」


掛けた布団の上から、私の体に腕が振り落とされる。
動かない上に、さらに固められて自由が利かなくなった。