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住み込みセフレになった女子中学生の物語
第2章 僕の性奴隷になってくれないか
まあ、ともかくも、私は、雨露をしのぐ屋根のある寝る場所と、1日3度の食事を手に入れたわけで。
その代償が性欲のはけ口なのは、しかたがない、というかあきらめている。
唯一の救いは、若主人が、超絶イケメンでしかも独身だということ。
ちなみに私は、男子がイケメンだからといって心をそう動かされない。小学生の時、クラスのイケメン男子からいじめられていたという経験があるからだ。その男子は、自分のイケメンぶりを鼻にかけ、他人を見下していたお下劣なやつだった。
この若主人も、どんなキャラなのか分からないが、自分のイケメンぶりやお金持ちぶりを鼻にかけるお下劣なやつかもしれない。

「じゃ、チユの部屋に行こうか」
若主人が先導し、執事メイドたちは玄関ホールに残った。
長い廊下を奥へ、奥へと進む。
若主人の姿を、私は、後ろから観察していた。
背は、かなり高い。この館の屋根はかなり低いので、頭が天井にぶつかりそうだ。
ただ体型が、ひょろひょろ。酷く痩せていて、少し猫背気味だ。ここ数日食べていない私でさえ、ムチムチなのに。

ふと気づいて、私は声をかけた。
「あ、あの…、ご主人さま…」
どう呼びかけていいものやら迷ったが、<性奴隷>なので、こう呼ぶのが正しいと思った。
すると。
「チユちゃん~。二人だけのときは~、そんな呼び方をしちゃダメだよ~~。僕のことは~、<おにいちゃん!>と呼んでほしいなあ~~」
えっ???
「あ、それから~、僕の名前は~、トオルというんだよ~?だから~、トオルにいちゃんと呼んでくれると~、うれしいなあ~~」
き、き、きも……。
25歳といえば、13歳の私と12年、つまり一回りも歳が離れている。おにいちゃんというより、おっさんという感じだ。
でも私は、このひとの性奴隷となる約束だ。はあ~、しかたない。
「あ、それから~、口調は~、タメ口でね~~。敬語は~、ダメだよ~~」
なんとも注文が多い。

「トオル…、にいちゃん~♡」
「うん~、なに~?」
キモい!
「私、無国籍無住所で、偽造の証明書で学校に行ってたんです…、行ってたんだけど~♡」
「うん、知ってるよ~。じゃ、僕の腹違いの妹ということで戸籍を偽造するね~」
え?また偽造するのか?
いや、このひとには偽造をしてそれを通用させるだけの権限?権力?があると気づいた。
え?いま、何と言った?妹…?
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