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第2章 まさか彼が

「ちなみに経験もしてるんですよね」

「何度かお店で。でも、穂乃佳さんとお付き合いしてからはお店に行ってないです」

「なんて答えたら......
私が無知なのと、司さんが求めてることが普通じゃないのと、今さら司さんのこと嫌いになれないのと......
頭がゴチャゴチャです」

「わかってます。覚悟はできてるので」

「少し時間もらっても良いですか？」

「はい」