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第1章 OLのちなちゃん。

OLのちなちゃんが帰省した。
この家に泊まる。

「お兄ちゃん久しぶり」「ああ」畳敷きの客間に案内する。

ブルーのチュニックだ。
薄着。
ちなちゃんは疑問形でジト目。

「どこ見てるの?」「胸」「へえ、お兄ちゃんも男なんだ」「当たり前だろ」

ちなちゃんは「だね」といった。

それから昔の話。
家族同士の付き合いなのだ。
ダイニングで、くつろいで夕食を食べる。

それから、ちなちゃんは客間で浴衣に着替える。ピンクの浴衣姿だ。可愛い。
「お兄ちゃんの家ね。畳がひんやりしてて気持ちいいね」「そうか」「ふーん、たぶんお兄ちゃんは気づいていないだけ」

くすくすと愉快そうに微笑む浴衣に着替えた女の子ちなちゃん。