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瀬音とボクとよしみくん
第34章 おまけ③ リクエスト
ホームには、ピカピカに輝いた機関車が入ってきた。


すると、その周りには、俺たちと同じ服を着た男たちが何人も集まった。


やがて、機関車の周りにキレイに整列する。


俺もそれにあわせて整列する。


なんなんだ。
結婚式って言ってたから、てっきり電車に乗っていくのかと。


機関車のドアが開くと、みんなが一斉に敬礼をする。


俺も、だいぶ、遅れてから、マネをする。


なんだ、誰か偉い政治家でも乗ってるってのか?


そうか、この服は、もしかして警察かなにかの制服なんだな。


にしては、大袈裟な服だな。


俺は、お偉いさんが歩いてくるのを横目で見たい気持ちを抑えて、まっすぐ敬礼の格好を崩さない。


目の前にまでくれば、その顔を拝める。


にしても、広い駅だよな。
周りには大勢の人がいる。


そして、そのお偉いさんが、俺の視界に入ってくる……


「純……?」
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