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瀬音とボクとよしみくん
第45章 制作裏話② マリア
それで、この意地悪な娘が、このまま何もしてこないのもおかしいかな、となって、プールのことをネタにエッチな要求をしてくるのです。

結果、純が女装を覚えるいいきっかけになりました。
本当は瀬音にセーラー服を無理やり着させらるだけだったのですが……

でも、ストーリーの流れがおかしい気がして、順番をプール事件の前にして、ゆするネタも別に(忘れ物の水着をみつける話を)作りました。

そして、この後は純とマリアの絡みはまったくありません。
そもそも、純とそんな予定はまったくありませんでしたしね。

なのに、要所要所でマリアがチラチラと出てきます。

ライバルになったり、純がマリアの振りをしたりもして、最後には
双子? みなしご?
まさか両親が? 
と、驚きの展開です。

自分で書いているのに、なにを他人事のように、と突っ込まれそうですが、本当に書いていくうちに、次々とキャラが成長していくような不思議な感覚でした。

よく、他の作家さんの話を聞くと、こういうことはあるあるみたいなんですね。

まさか自分も体験できるなんて。

有貴くんに純を紹介した時も、ただたんに〈いとこ〉と紹介しただけです。
それはマリアからしたら有貴を納得させるための嘘にすぎなかったはずです。
だけど、純がそんなに似ているのなら裏に何かあるのでは?と推測していった結果、次々とあのような展開に……

マリアちゃん、本当にありがとう。

マリアは純のことが、好きだったのかな?

というか、登場人物全員、純のことが好きなんじゃないの?
どういうハーレム小説なんだと反省しております。
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