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瀬音とボクとよしみくん
第2章 教えてあげる○
「あっ、違うよ。英語教室で何回か一緒になった女の子なんだ。SATOMI英語教室ってところで」


「へぇー、僕と一緒の名前なんだね。漢字はどう書くの?」


「ローマ字の名札だったから」


「へぇー」


良実くんは、まるで自分のことのようにニヤけた。


「ヨシミちゃんの裸を想像するんだね。僕も想像するよ、見て。女の子の裸を見るとドキドキするよね」


「う、うん」


テレビでは、大人の女性が裸で恥ずかしそうに笑っていた。


良実くんは名前だけじゃなくて、どことなくヨシミちゃんに似ていた。
そう思ったら、急にヨシミちゃんを思い出した。


そうしたら、やがて、


「いたっ」


「痛い?」


また、あの現象が起きてしまった。


「おちんちんが痛いの? 見せて」


良実くんはそう言って、当たり前のようにボクのズボンを脱がそうとするから、ボクはびっくりする。


「ちょっ、ちょっとやめてよ」


「なんで? 前も見せてくれたじゃん」


「あ、あれは、おちんちんの形がおかしいからって、相談しただけで」


「うん。だから、今も見てあげるんだって」


「え、もういいよ」


「もういい?」


「だって、おんなじなのはわかったから」


「違うよ。いいこと教えてあげるって言ったでしょ」


「いいこと?」


「そう。女子の裸を想像すると、おちんちんが痛くなるんでしょ」


「うん。やっぱり病気? おかしいの?」


「だから、そのなおし方を教えてあげるんだって」


「なおるの?」


「うん。だから、とりあえず脱いで」


確かに一回、見せっこしたけど、あれは一回だけのつもりだった。
また見せなきゃいけないんなんて。


こっちはすごい恥ずかしいのに、良実くんはさっさと脱いで、おちんちんを見せてる。
まるでお風呂にでも入るかのように。


良実くんのおちんちん。
久しぶりに見た。


「もう」


良実くんはじれったい、というように、ボクのズボンとパンツを勢いよく脱がした。


「あ、ちょっ、うわっ、待って」
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