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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第1章 幼く・・・儚く
あれ・・・?
すっかり歩き慣れた
バイト先から家までの帰り道
なんの警戒心もなく
当たり前に
プラプラと歩いていた
・・・オレの少し前を
歩いてる後ろ姿
あの子か?
トコトコトコ・・・
テクテクテク・・・
『・・・』
小柄な女の子と僕…
このままオレのペースで歩いてれば
否が応でも追い付いてしまう
方向同じなのか?
曲がる気配もない
まぁ、別に
だから何って事もないけど
『おつかれっす…』
『・・・』
結局マイペースに歩いて
さっさと追い越した
シカト?(笑)
ま、いいけどね
『ぁ・・・の…っ』
『・・・?』
振り向いたオレは
初めて目を合わせた
その子と・・・正面から
目が合った
『・・・』
確かにね・・・うん
とびきり美人……じゃないけど
飾り気のない中に見える愛らしさ
地味?…ってのとはちがうかな
素朴な感じ・・・
目とかクリクリしててさ
なんかカワイイじゃんコイツ。