この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第1章 幼く・・・儚く
『あの・・・ありがと』
『ん? 』
シカトされたかと思ってた
その女の子の一言目は
意外にもお礼だった
でも・・・なんだ?
『窓が……上手く拭けなかった』
どこか悔しそうに
オレを見上げて言う女の子
オレは無意識に
さっさと歩いてたはずの足を止めて
立ち止まっていた
窓・・・?
あぁ……
『……気にしない方がいいよ』
なんとなく察して答えた
て言うか…この子さ
さっきのアレ
本当に、窓の拭き方が悪くて…って
思ってんのかな?
『たまに…変な客もいるけど
気にしない方がいいよ』
わかってなさそうだから
加えて言い直した
『でも……驚いた』
『なに?』
『おんなじ学校の子に会っちゃうなんて』
『うん……?』
いや・・・オレ知らない、この子
『滝川くんだよね・・・A組の?』
『ぇ・・・あー、と…ごめん』
いたっけな?こんな
カワイイ子
『あ、滝川くん目立つから
あたし知ってただけ…気にしないで』
『ぁ…~~と…』
『あたしC組のハヅキ カンナ
ぇっと…よろしく…!』
『ぁ…あぁ・・・』
〃カンナ〃・・・
今でこそ…人気のタレントちゃんなんかがいて
コジャレた名前じゃん?なんて思うけどね
その当時は・・・
〃『お父さんは大工かなんか?』〃なんて
ボクは失言しそうになったものだ…(笑)
『・・・』
目立つから?・・・だと?
人を〃電柱〃呼ばわりすんじゃねぇよこの女
とか思いながら
しばらく並んで歩いた
『ん? 』
シカトされたかと思ってた
その女の子の一言目は
意外にもお礼だった
でも・・・なんだ?
『窓が……上手く拭けなかった』
どこか悔しそうに
オレを見上げて言う女の子
オレは無意識に
さっさと歩いてたはずの足を止めて
立ち止まっていた
窓・・・?
あぁ……
『……気にしない方がいいよ』
なんとなく察して答えた
て言うか…この子さ
さっきのアレ
本当に、窓の拭き方が悪くて…って
思ってんのかな?
『たまに…変な客もいるけど
気にしない方がいいよ』
わかってなさそうだから
加えて言い直した
『でも……驚いた』
『なに?』
『おんなじ学校の子に会っちゃうなんて』
『うん……?』
いや・・・オレ知らない、この子
『滝川くんだよね・・・A組の?』
『ぇ・・・あー、と…ごめん』
いたっけな?こんな
カワイイ子
『あ、滝川くん目立つから
あたし知ってただけ…気にしないで』
『ぁ…~~と…』
『あたしC組のハヅキ カンナ
ぇっと…よろしく…!』
『ぁ…あぁ・・・』
〃カンナ〃・・・
今でこそ…人気のタレントちゃんなんかがいて
コジャレた名前じゃん?なんて思うけどね
その当時は・・・
〃『お父さんは大工かなんか?』〃なんて
ボクは失言しそうになったものだ…(笑)
『・・・』
目立つから?・・・だと?
人を〃電柱〃呼ばわりすんじゃねぇよこの女
とか思いながら
しばらく並んで歩いた