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第4章 素直な心

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ････


所々、砂利が転がった
人気のない学校の裏側




校舎裏？

グラウンドでもない

部活の連中でさえもいないような

この辺の事だよね？




ちょいちょい･･･カンベンしてよね








「カラオケ行こうよ…カラオケ

息抜き足りねんだよカンナチャンはさ」




「一年生にはご指導しないとさ♪

ほら、行こうぜ～～」





『っっ…やめて下さい！…離して…っ』








『・・・』



校舎の調度、死角････



男子生徒がカンナを捕まえては

からかったり

スカートめくったりしているのが

オレの視界に入った








「ほらほらカ～～ンナちゃん♪

ゆっくり話そうって

言ってるだけっしょ？」




「先輩の言うことは

黙って聞くもんだぞ～～♪」





『いや･･･っ、はなして下さい！』






「わかんねぇヤツだなぁ～

ちょっと大人しくしてりゃ？

まぁまぁ可愛いのになお前～～」





「その辺踏まえて、じっくり？

俺らがご指導してやるからさ♪

行こうぜ～～真面目チャン♪」





『いやだ・・・っ、やめて下さ･･･』












・・・ドスっ







『・・・』







えーーー・・・と？


先輩方？




ま・・・思春期真っ只中で？

ツンケンしたり？

悪ぶったり

無駄に突っ張ってみたり？



そんな気持ちはさ

オレにもよーくわかりますケド？




あ～～・・・それでもさ



仮にも女の子口説く(？)なら？





もう少し・・・場所と？

やり方くらい

選んだらどうっすかね？





だってさ



目の前の女の子にばっか夢中で？





そうだね、例えば




背後からイキナリ


〃膝カックン〃とかくらったらさ？





メチャクチャかっこ悪いじゃないすか？



センパイ・・・？