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第4章 素直な心

『ちょっ････ちょっと片桐くん？！』







『････うし、ＯＫ

ほら、タクミ？・・・テメーはもう

〃撤収〃だ(笑)帰るぞ』




カズマがタクミを立たせて
カンナから引き離した。




『ぼ…ぼく････はぢゅきしゃんを

送っていくんだぁ・・・

片桐くん・・・ぼくぅ・・・』







『うっせぇ(笑)
オタクの意地を見せねぇでどーする

また今度リベンジしな(笑)
ほら、行くぞ～～

じゃ？ケイゴ
あとヨロシク・・・じゃーな？』






『は・・・？』






なんだかんだで…人の良いカズマは

へなちょこなタクミを引っ張って

先に帰って行った





だからさ・・・なんで

そうなるんだよ・・・マジでさ








『・・・』


『・・・～』






シーン・・・




とかするの




オレ苦手なんだってば








『た…滝川くん・・・』



『・・・～…なんか食う？』






『う・・・ううん』



『じゃ・・・帰ろうぜ』






『・・・。うん』





カンナはうなずいて

カズマたちの食べかけのトレイを

黙って片し始めた







『・・・』


『・・・』






置いてくって訳にもいかず？




って言うか

家も同じ方向で



しかも知ってるから？





・・・なんとなく


カンナと一緒に帰るハメになった