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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第1章 幼く・・・儚く
『母さん…腹減った』


『オレも…』




腹の虫だけは

仲良く鳴る・・・オレら兄弟






『はいはい♪少し待ってね!
何が食べたい~~?』



『ん~~べつに・・・なんでも』



オレは弟を追い出したソファで
ゲームを始める




『リョウキは?何がいい?
お肉?…お魚?♪』



『・・・~~肉』





『はいよ~~♪すぐ作っちゃうから

リョウキ、あんたも少し休んでなさい』






『あ~…オレ洗濯物干してくるよ

回したの忘れてた・・・』






『あらリョウキ…ありがとう助かるわ』





『他なんか手伝う?』






『ふふ・・・いいのよ

リョウキも練習頑張って来たんでしょう?

ご飯出来るまで休んでなさい』











『・・・』


カチカチ・・・ピコピコ・・・





オレはゲームしながら

母親と弟の何気ない会話を聞き流す







誰に似たのか…クソ真面目で

なんでもそつなくこなす弟




誰に似た・・・と言うより

〃兄貴(オレ)に似ず〃





いるんだよな…何やっても出来るヤツって





オレの弟は

まさにそういうヤツだ




まだ中学に上がったばかりだけど

勉強も適当に出来るし




適当に・・・って言うのは

コイツが頭角を出しているのは

主にスポーツだから




学生である以上

勉強はつきものであり

それをこなしてるって意味でね





リョウキがスポーツを始めたのは

オレが入ってた少年サッカークラブに

くっついて来たのが初めてだったと思う




今よりさらにチビスケの

まだまだ可愛かった頃(笑)の話だ



それを才能と言うのか

なんでも出来る弟は

野球でもなんでも、あらゆるスポーツ

色んな所から声がかかって




中学生にして

既にそれが〃主軸〃な生活してた






夏休みも練習、練習

一体何が楽しくて

なんでそんなに頑張れるんだろう






なんて




オレには理解出来ない

そう思っていたのが本音だった
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