パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 素顔の君

『ケイゴ・・・すき』




『・・・』





オレの腕で…涙の中にも笑顔を見せて

微笑むカンナ




オレも・・・お前が好きだよ




もっとわかれよ

知っていてくれよオレの気持ち・・・

・・・なんて

勝手な事を言いたくなるくらい




カンナを二度と

こんな事で不安にさせたり



誰にも

カンナを傷つけたりなんて

されたくない



させない






『カンナ・・・』




オレはカンナを真っ直ぐに見つめて

ベットに寝かせた







『ケイゴ・・・？・・・』







『・・・』





しっかり者な面とは

また裏腹に

照れ屋で……ウブなカンナ





〃こういう事〃をするのに

どちらかと言えば

罪悪感が勝る





カンナが本気で嫌がったり

恐がったり……する前にはやめよう



そんな理性をギリギリはたらかせて




オレはカンナの制服に

そっと手をかけた





カンナの

〃いちばん近く〃に

いたかったんだ