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第5章 素顔の君

エロ本より・・・AVより




って言うか

そんなもんもういらない




目の前にいるカンナが



どうにもこうにも

オレを惹き付けてはなさないから



オレには〃そんなモン〃は

もう必要ないって思ったんだ




ただ単純に

そう思ったんだ




誰も知らないカンナの素顔


誰も知らないカンナのぬくもり






オレだけに見せてくれた

その素顔や心




そんな気持ちや

そのぬくもりが


果てしなく

オレの心を満たしてくれた




やわらかくて

この世のなによりも

心地よくてさ




邪(よこしま)な気持ちになる自分を

連想させるエロ本やらのアイテム？

そんなもんとは

比較対象にすら・・・



いや


オレは、ただ

それどころじゃなかった

それだけかもね



そんなものとは

そもそもの

次元がちがうんだよ





カンナが可愛すぎて




オレ・・・カンナが・・・好きすぎて






オレはカンナに・・・夢中だった