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第6章 夢をみる・・・

『ほらチビスケ～♪

少し待っててってさ』




テキトーに高い高いとかするんだけどさ





『かんごふさんっ……おねぇちゃん』





『ふふふっ・・・そうだよな

お姉ちゃん看護婦さんになるんだもんな

すぐ治してくれるってよ♪』






実際オレは

子どものあやしかたなんて(しかも女の子)

ぜんっっっっぜん

わかんないもんだからさ





内心結構・・・焦るよね



泣き止まないしさ？






『～～ケイゴごめん

ほっといていいから

・・・甘やかさなくていいの

どんどんワガママになっちゃって

…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ・・・』





ミニ１号の宿題みて背を向けたまま

カンナは妹に厳しい事を言う(笑)







『そこまで言うなよカンナ(笑)

まだチビなんだから

そんな怒る事ねぇじゃん・・・♪』





『・・・』


カンナは軽くため息ついて

ムッとした








『～～末っ子ってやつかお前(笑)？』





『お人形～～…うああぁぁぁん

あ～～ん……！！うああぁぁぁん！』






別にカンナが悪いんじゃないのも

間違ってないのもわかってた






ただ、さ






『あ～～ん！ぅぁ～～ん！

うああぁぁぁん・・・っ』







あんまりにも







泣くもんだからさ・・・(苦笑)











『(笑)・・・チビスケ

ん・・・・・・かしてみ？』






オレはミニ２号から

泣きわめいて振り回して
余計にひっちゃかめっちゃかになった

その人形を受け取る




・・・ぴたっ





『？？？？？』





ミニ２号は突然…泣き止んで





ﾃｸﾃｸﾃｸっ……



オレからさっさとはなれると

ソッコー戻ってきて





『はぃ・・・かんごふさん』




『？？？？？』






オモチャの救急セット(？)みたいな

救急箱を持って来てオレに手渡した





『なんじゃこりゃ・・・(笑)』