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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第9章 一瞬を必死に生きろ・・・
『っぷ…ぁはははははっ・・・!』




『あのなぁカンナ…オレは別に』






『ふふふっ・・・なんてね♪』





『?』






『ケイゴが・・・頑張ってるんだもん

お説教、お節介・・・そんなの

誰が何を、、言う必要もないよ』





カンナが優しく微笑む




『・・・』




『自分を∥追い込むこと∥も

時には必要だけど・・・

見えないものに、ただ怯える必要も

∥追い詰められる∥必要もないんだよケイゴ』






『ぇ・・・』





『テキトーに頑張って

テキトーに怠けて♪』





『~~~???』







『ケイゴには、ケイゴのやり方…

ケイゴにしか出来ない事とか

∥ケイゴの良さ∥があるんだから♪』






『・・・~』



カンナの笑顔と

その言葉に


オレのノーミソの…なんか

∥つっかえてた∥ような

イヤなものが

スーっと…抜けたような気がした



ゴミが詰まって塞がってた穴に

さらさらと・・・

キレイな水が流れていくみたいに




そして、それは

オレにとっては

∥カンナにしか出来ない事∥だった






『ふふ・・・∥時間∥いいの?』





カンナの一言が

中身の沢山詰まった一言だって事は

オレには十分わかった



遊んでる暇も

愚痴なんかこぼしてる暇も

オレには人よりも

うんとないはずだから






口うるさい?

そんなカンナが恋しい?


なんてワケじゃないよ





オレのダメな所を散々知るカンナからの


最強の・・・最高の


励ましだってこと




バカなオレにだって

十分過ぎるくらい

わかっていたから






『ぁぁ…うん、オレ…行くわ』





ハッと気付かされる気持ちや

ごちゃごちゃと入り交じる葛藤



情けない自分が

ダサくて…恥ずかしくて



オレは、そそくさと

カンナの部屋から出る






『ガンバレ・・・・・・♪』



ニコリと微笑んで頷いて

黙ってオレを見送るカンナが



小さい声で呟いた



そんな気がした
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