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第1章 幼く・・・儚く

『・・・』




シーン･･･









うん・・・確かに



オレ〃も〃・・・〃タキガワくん〃




だけどさ？







弟と並んで歩いてくる女が


オレの方を見て


手ぇ・・・振ってるんだ







『・・・』




名前・・・なんだっけ？

(ホント人の名前覚えないんだよねオレ)




アイツ・・・えーと



バイト一緒の



(オレは知らなかったが)
学校も一緒の・・・




家は〃大工〃でもやってんのか？

･･･みたいな





変なナマエの・・・女












『あ・・・』










『ふふっ♪やっぱり滝川くんだ～(笑)』




なんか顔赤くしてさ・・・

気まずそうに歩み寄ってくるソイツ






いや･･･別に



オレがとやかく言う事でも


そんな気も


まったくないけどさ






寄りによって・・・〃そう〃



そう(身近に)来るか？？？









て言うか・・・リョウキのやつ




リョウキのクセに




〃歳上好き〃だったのか？？？





ケッ・・・ナマイキな









いや・・・



いやいやいやいやいや・・・






そういう話じゃなくて






・・・



・・・・・・






ってな感じで






弟を茶化す気満々だったオレは






なんか知らないけど



メチャクチャ気まずくなって





ボケーーー・・・っと



突っ立っていた。