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第1章 幼く・・・儚く

同校のヤツが

弟の彼女ってさ・・・どんだけ？






『ふふっ…バイト帰り？出かけるの？』



『・・・あ・・・いや』




『～～ﾁｭｰ・・・』






なんてオレに反して

呑気な感じの女に…







その隣には

デカイ身体して…おちょぼ口(？)



・・・ストローくわえて

呑気にチューチュー・・・

ジュースすすってるオレの弟が





なんっっとも

冷めきった顔してオレを見ている(笑)








ブスっとして・・・

眉毛〃への字〃にしちゃってさぁ






少しはオマエのが動揺しろよな？

かわいくねぇぜ・・・(笑)

















『あははっ・・・♪

〃今度は〃滝川くんだ・・・』





『うん・・・？』








さて…？









『弟さんがいたなんて

あたし知らなかったもんだから…～～』







なんて・・・言い出す女







ってことは・・・つまりそれは






よくある・・・アレか？








『ふふっ・・・ごめんね

えーと・・・リョウキくん？』






『いや・・・べつにオレは』






微妙に、やっと声を発する弟




そして女の視線が

オレの方を向く





『駅の改札で会ってね♪

滝川くんと・・・間違えちゃったの(苦笑)』








『え？・・・ぁ…あぁ・・・』








オレの勘違いであって


それは


よくある(思えばついさっきも)

その一幕に過ぎなかった







なんか知らないけど

無駄に動揺した自分が

やたら恥ずかしくてさ




平然としてるフリして

誤魔化した