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第11章 命のきらめき

別に、親や家族が

人に自慢出来るほど

すごい事をした訳でもなんでもない





でもオレは

その物量や…名声ではなくて




オレがとった行動で…



オレが決めて…努力をして




そして・・・それが叶ったと言う




∥達成感∥と言うものを


その実感を


心から


生まれて初めて味わったと思うのは





この時だったと思う。





それと同時に

自分が頑張ることで



頑張ったことで

家族が…こんなに喜んで

祝福してくれたことも




そして・・・オレ自身

それが嬉しいってことも





初めてだったと・・・思う。





こんなオレを

応援してくれた家族が



両親が・・・心から喜んで

褒めてくれて



弟が・・・認めてくれて






∥自分のために頑張る∥



カンナの言葉を思い出す





人のため、なようで

自分のために




自分のため、なようで

人のために




自分のために…頑張るってことの

本当の意味や

その喜びを




オレは、また少し深く

知った気がした