この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第11章 命のきらめき

もちろん早速カンナに会いに言って

なりふりかまわず

抱き合っては喜んだ




『ケイゴって・・・すごい

本当に・・・すごいなぁっ』




何度も涙を拭いながら

ニッコリと笑うカンナ







『・・・・・うん。・・・ありがと』






呆然としたように

なんか…フツーにただ答えたのは




ジワ・・・っと


抱き合うカンナの体温を



人間の生きる力みたいな

カンナの体温を



なんだか強く感じたから。






『すごいね・・・っ、けぇご』






『~~ゎ…わかったから

泣くなよ・・・カンナ

・・・それと、コレ

メチャクチャ∥ご利益∥あったから

サンキューな』





いつかカンナがくれた

手作りの御守りを取り出してみせるが



『すごい・・・ほんと

ケイゴはすごいよ・・・っ』



聞いちゃいない(笑)




『お祝い・・・しなくちゃ・・・』







『~わかったから』

満面に笑顔を見せながらも

いつまでも泣き止まないカンナに

オレは少し困りながらも




人生で初めての

とんでもないチャレンジと



その重圧や疲れから解放された感覚



そして・・・何より



腕の中にいるカンナの


ジワっとくる体温と


ドクン・・・ドクンと

大きく高鳴る心臓の鼓動が

伝わってくる



その感覚が

心地良かった。





気付けばそのまま

スーっと

カンナとくっついたまま

寝てしまうくらい




居心地が良くて

嬉しくて



なんとも言えない

幸せだった瞬間。






『・・・』




ぎゅ・・・




喜んでは泣き疲れて

同じくウトウトしてたカンナを

少しきつく抱きしめて






ぼんやりした意識の中で

オレは心で呟いていた





∥人間…やろうと思えば

なんだって出来るんだ∥





オレにだって

出来る事がある





オレが頑張って

こんなに喜んでくれる人がいる





人間の生きる力って

なんかすごいじゃん。






そして・・・オレのことで




自分の事のように

こんなに喜んでくれるカンナを






コイツのことを


この先、なにがあっても




絶対に

オレが守ってやろう





そう思ったんだ。
/870ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ