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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第11章 命のきらめき

高速に乗ってしばらく走って


ナビの案内が目的地を知らせる




オレたちは郊外の

少し落ち着いた


言わばキャンプが出来るような場所に

たどり着いた。





カズマを中心に

みんなでキャンプ道具やら

BBQの道具を広げる








『フゥ~~・・・』





ぁ・・・



オレはちょっとはなれて

喫煙所に向かったシズカさんに

なんとなく付いていく






『ん?ケイゴどした』




『ぁ・・・シズカさん

ありがとうございます』





『???』





『運転…疲れましたよね

すんません』





そう言ってオレは

リラックスするようにタバコを吸う

その手と反対のシズカさんの手に

冷えた飲み物を差し出す






『ふふっ・・・∥カズマ∥がさぁ』






『え?』






『カズマがどうしても…

ケイゴとカンナちゃんを

褒めてやりたいんだ!ってね♪』






『カズマが・・・?』






『カンナちゃんは
病気で辛い事がいっぱいだったし

ケイゴはありえねーことで
メチャクチャに頑張ったから…

最後の春休みは、卒業祝いの代わりに
二人を労ってやりたいからって

計画してたのよ』







『・・・カズマが・・・そんなことを』






『ぁはは・・・アイツね

短気だし血の気多いけどさ♪

意外とそういう所…アツイとことか

あ~あとは
「タクミの童◯をなんとかしてやるか」とか

(笑)(笑)(笑)


面倒見良いとこあったり?

意外にカワイイとこあるんだよね(笑)』






『・・・~~』






『ほんとにね、二人とも大変だったね

よく…頑張ったね

カンナちゃん

一時はどうなるかと思ったけど

ほんと・・・良かった』






『はい・・・』





『ケイゴも…本当に頑張ったね

あたし感動したよ♪』





『・・・~』





『だから・・・今回は

思い切り羽伸ばしていこうね♪』







『・・・シズカさん

ありがとうございます』






シズカさんが微笑んで
色っぽい細長い指でタバコを消すと

オレは思わず頭を下げた
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