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第11章 命のきらめき

『あれぇ…カズマ～？

二部屋とれたんだ？』



ボロっちい宿(良く言えば隠れ別荘風(笑))に

５人で荷物を下ろす




『無理聞いてもらった。

さすがに二部屋はないとキツイっしょ？』






カズマがニヤニヤしながら

オレの方見てやがる



いや・・・いやいや、おい





なんて

一人で焦ってるとさ






『じゃ、女子部屋こっちね～♪』




比較的キレイな方の部屋に

シズカさんがカンナの手を引いて

ヒラリと滑り込んだ







『・・・』





・・・ま



まぁ・・・状況的に

そりゃそうだよね？





なんか一人で焦って

マヌケなオレ




・・・に、唯一気づいて



楽しんでやがるカズマに




軽くゲンコツ入れる。




チクショ・・・。