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第12章 花の命・・・

『カンナ、そっちのほうは？』





『うん、あと単位とって

夏休みには卒業認定とれると思う』





中々会えなかったカンナから

近況を聞けた時にはホッとした






『しばらく予備校に通って

その先の準備とか…しようかな』





『カンナ・・・良かったな

本当に頑張ったな』






明るい・・・∥希望∥ってやつかな

明るい未来が、少しずつ…確実に

俺たちに近づいて来てくれる

そんな気がしていた





慣れない大学生活や

頭が割れそうな勉強を

放り投げそうになった自分を



やんわりと・・・止める。