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第12章 花の命・・・

人生ってさ

【誰に出会えるか】で

良くも、悪くも…いかようにも

変わってしまうとオレは思うんだ。




オレみたいにさ

バカだのアホだの
落ちこぼれなんて言われて

フラフラ生きてたヤツが


例えば、気難しい年頃に


どんな出来事に遭遇するか


そして…どんな人に出会えるか


それによって
ソイツの人生って

無限に変化を見せるんだろうな、って。




例えば、たったひとり

たったひとりで良いんだ



落ちこぼれでも、クズでもカスでも

そんなヤツにでも


たったひとり

味方になってくれたり


手を差しのべてくれる

アドバイスだとか…力を貸してくれる



そんな【大人】に

出会えるか、どうかだ、と。




先生は、奇跡なんかじゃないって

オレを誉めてくれたけど



オレ自身は思う



オレは・・・運が良かったんだ、って。




仲間や・・・先生


そして・・・カンナ




たったひとりで良い

その人たちがいてくれたから


オレは・・・今こうしている



本気で…素直に思った。