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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
そして、後日聞かされたのは




カンナは…病気が


再発した・・・





そんな…残酷な事実だった。




堪えきれずに泣き崩れる
カンナのお母さんと

口を真一文字に結んで
じっと…ただじっと堪えて
お母さんを支えている
カンナのお父さん


そこに…なぜか
オレは同席させてもらって

カンナの両親が拒否しなかったからか?

あの医者は、そこに文句は
なにも言わなかった。


オレは黙って、最後まで
その説明…話を聞いた



今度は…ちゃんと
オレにもわかる…話し方だった


まぁ、∥家族∥に対する説明…
一般にわかるようにする説明だから
当たり前か…



それでも、その後には、やはり




『治ったんじゃ…なかったんですか』



カンナの両親ならともかく
オレが口を挟むなんて

またこの医者に睨まれるかと思ったけど
構いはしなかった



そして、オレにもわかるように
その回答がのべられる





あの時カンナの頭にできたデキモノは…



・・・いや、オレも

もう少し…それらしい言葉を使うべきかな






あの時カンナに出来た【腫瘍】は


脳の…少し、、、大分悪い場所に出来ていて

手術で除去するのが難しかったこと


放っておけば、それが脳を圧迫して

普通に生活どころか

命を危険にさらしてしまう



だから、ソイツが悪さをしないように

薬物治療で…叩いて、叩いて

その経過次第で

寛解…って言うらしいが

いわゆる【治った】と言える状態に

腫瘍が消えるか、もしくは

手術に踏み切れるくらいまで

小さくなるか、どうか





カンナが耐え抜いた過酷な治療は

このためのものだった、と言うこと




幸い、あの時の治療は上手くはまって

腫瘍は本当に小さくなったのだと



そして、彼女は

服薬や通院…定期検診をしながら

その経過を見ている時だった





そんな感じだ。





だから・・・つまり




もし、突然

再発…と言うのか



今回みたいな事が起こっても
不思議でもなんでもない




そんな…恐怖に

ずっとカンナが耐えていたことも




オレはこの時まで

なにひとつ



知らなかった
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