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第1章 幼く・・・儚く

『あ！滝川くん
ほんとにありがとうねシフト』



『あ～～…もういーって』





『滝川くんが都合悪かったら

ホント言ってね？？

あたしが今度代わるから！』






『あぁ』






『って言っても・・・あは

夏休みの間だけだけどさ・・・(苦笑)』








『？・・・辞めんの？』





『う～ん…とりあえず
夏休みだけ・・・ってことに
してもらったの』







もしかして、だけどさ


今度は本気で〃社会勉強にアルバイト〃


とか言っちゃうのか？







『へぇ・・・そう』











『私ね・・・小さい頃からずっと

看護師に憧れてたの・・・』








『・・・？？』







おいおい？

今度は目キラキラさせてさ

夢を語り出しちゃうのか？？？







『どうしても・・・なりたくて

だから・・・少しくらい

自分で学費とか

貯めようかな…って思って』






キミんち・・・そんなに

〃カツカツ〃なの？



なんて聞こうとして

やめといた




ぶっちゃけてしまうなら

どちらかと言えば

育ちの良さそうな

嬢ちゃんみたいに見えるし








『あ・・・そう』







テキトーに流していた





別に…興味なかったし






どっちかって言うと

オレが・・・思ってたこと











オレ・・・コイツ


・・・・・・苦手。