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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
『・・・ふぁ~…』
家のソファで束の間の昼寝をして
目が覚める
『・・・あち』
段々と…夏が近づいてくるような
暑さを感じ始めるこの頃
オレは、ふと
リビングのカレンダーが目に入る
ペラ・・・ペラ・・・
カレンダーの挿し絵になっている
スイカや…麦わら帽子…それから
・・・ひまわり。
オレは少し…カレンダーとにらめっこして
『・・・今年は…厳しいよな』
カンナとしていた約束を思う
約束?・・・って言うより
すっかり毎年の恒例になってた、その事
カンナの病状を考えたら
さすがに厳しい、それは現実だった
『代わりに・・・なんか・・・ないかな』
ボケーっとしながら
庭を眺めると
『・・・』
なにかを…思い立つ
ドタドタドタ・・・っ
オレは二階の自室に駆け上がって
机の引き出しを片っ端から開けて探した
『もしかして・・・あるかも…っ』
ガサゴソ・・・ガタガタ
いつだったかな・・・カンナが
『・・・あった』
カンナが…くれた
ひまわりの種。
いらねーって言ってんのに
嬉しそうに包んでさ・・・アイツ
『ふふっ…』
一瞬、思い出に浸るみたいに
小さな包みを眺めて
でも…さ、これ
『咲くのかな・・・?』
いつのだっけな?
その・・・腐ってたりとか
しないのかな?
(苦笑)
家のソファで束の間の昼寝をして
目が覚める
『・・・あち』
段々と…夏が近づいてくるような
暑さを感じ始めるこの頃
オレは、ふと
リビングのカレンダーが目に入る
ペラ・・・ペラ・・・
カレンダーの挿し絵になっている
スイカや…麦わら帽子…それから
・・・ひまわり。
オレは少し…カレンダーとにらめっこして
『・・・今年は…厳しいよな』
カンナとしていた約束を思う
約束?・・・って言うより
すっかり毎年の恒例になってた、その事
カンナの病状を考えたら
さすがに厳しい、それは現実だった
『代わりに・・・なんか・・・ないかな』
ボケーっとしながら
庭を眺めると
『・・・』
なにかを…思い立つ
ドタドタドタ・・・っ
オレは二階の自室に駆け上がって
机の引き出しを片っ端から開けて探した
『もしかして・・・あるかも…っ』
ガサゴソ・・・ガタガタ
いつだったかな・・・カンナが
『・・・あった』
カンナが…くれた
ひまわりの種。
いらねーって言ってんのに
嬉しそうに包んでさ・・・アイツ
『ふふっ…』
一瞬、思い出に浸るみたいに
小さな包みを眺めて
でも…さ、これ
『咲くのかな・・・?』
いつのだっけな?
その・・・腐ってたりとか
しないのかな?
(苦笑)