この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
『ハァっ…ハァっ…ハァっ』



身支度も整えずに

チャリにまたがって

ひたすら進む






『ハァっ…ハァ…っ・・・??!』



キキィっ・・・




オレは視界に入った路面の花屋の前で

急ブレーキをかけて停まった






「いらっしゃいませ~」



今年は野菜が少ないとか高いとか

そんな事をあちこちで言ってたっけ…



そんな気候を思わせるような

なんともボリューム感の乏しい店の中



オレは店員に真っ直ぐに歩みよって

おもむろに注文をする





『ひまわり・・・… … …ありますか』






「ぁ、~はい……ございますよ~♪」







『999本・・・・・・』








『・・・は?』



前置きも何もなく
オレのつけた注文に

愛想よく笑っていた店員が
目を点にして真顔になる



当然…どこをみても
そんな数の花が…あるようには見えない






『・・・108本は・・・』






『~~~』






『・・・99本』






「あ、のぉ・・・お客様?」




奇怪げに眉を動かして
からかってるのか?とでも言うように
店員は不審そうにオレをみる





「大量注文でしたら、、、

お急ぎでなければ、お日にちを…~

もしくは…造花屋さんにお願いされると

良いかと思いますが~…」








『何本・・・なら』






「え?」






『あるだけでいいです・・・

あるだけ・・・・・・全部』







うなずいて小走りに奥に姿を消して

戻って来た店員から渡されたのは

11本の・・・ひまわりの花束だった
/870ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ