この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第13章 遺された・・・意味
自分でも本当に情けないなぁ、なんて
そんなショックを振り払うように
思わぬ出来事に失笑しながらも
オレは…ふと
思い立った事を
お母さんに聞いてみた
『・・・あ・・・。
あの・・・おばさん??』
『うん・・・なぁに?』
形見分け…なんて
今日、ここに来るまで
オレは頭のどこにも
考えてもなかったけど
カンナの分厚い日記帳を見て
また、ある記憶が…浮き出て来た
『残って・・・るかな・・・』
『・・・???』
『えっと・・・カンナの・・・あれ』
あれ、だよ…∥アレ∥・・・なんて
出て来ない言葉を
じれったく探す仕草に
カンナのお母さんは
目をキョロキョロさせていた
『カンナが…持ってた・・・あの』
∥あれ∥・・・なら
オレが持っていても・・・
∥今のオレ∥が…持っているなら
もしかして・・・
『えっと・・・こんな
こんな・・・分厚い・・・本』
オレは身振り手振りを交えて
その記憶の中にある∥探し物∥を
お母さんにうったえかけた
そんなショックを振り払うように
思わぬ出来事に失笑しながらも
オレは…ふと
思い立った事を
お母さんに聞いてみた
『・・・あ・・・。
あの・・・おばさん??』
『うん・・・なぁに?』
形見分け…なんて
今日、ここに来るまで
オレは頭のどこにも
考えてもなかったけど
カンナの分厚い日記帳を見て
また、ある記憶が…浮き出て来た
『残って・・・るかな・・・』
『・・・???』
『えっと・・・カンナの・・・あれ』
あれ、だよ…∥アレ∥・・・なんて
出て来ない言葉を
じれったく探す仕草に
カンナのお母さんは
目をキョロキョロさせていた
『カンナが…持ってた・・・あの』
∥あれ∥・・・なら
オレが持っていても・・・
∥今のオレ∥が…持っているなら
もしかして・・・
『えっと・・・こんな
こんな・・・分厚い・・・本』
オレは身振り手振りを交えて
その記憶の中にある∥探し物∥を
お母さんにうったえかけた