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第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

こういうの…いわゆる

∥流されてる∥って言うのだろうか




だけどさオレ、思うのね




例え、自分が【こうありたい】って

願ったり…思ったりしたところでさ



人生って

そう思う通りになんか

ならない事だらけじゃないか、って




だから…最近じゃ思うんだ




∥流れに身を任せる∥って


悪い事ばかりじゃないんじゃないか



ってね




まぁ…∥流れに任せた∥なんて言うとさ

相手に…彼女に

めちゃくちゃ失礼じゃないか、って

そりゃ賛否…ブーイングの嵐かも

しれないけど。





どんなに願ったって

足掻いたって



どうにもならないこともある…


どうにもならないことの方が…多い




必死になって…頑張ってる毎日に

矛盾した言葉かもしれないけどさ



それは…オレが過去

その∥どうにもならないこと∥を

経験してしまったからだろうか








なに？って




そうだね・・・例えば





人の・・・命



救えない・・・命とか？





・・・なんて、何言ってるんだオレ







何かに…後ろ髪を引かれるような



心に…突っかかるものがあるような


そんな気がしていたけど




いつまでも…過去に


どうにもならないことに

とらわれていたって


仕方ないじゃないか



そうだろ？



一度しかない・・・人生なんだからさ