この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

『君さ・・・もしかして
∥ノーミソオタク∥なの??』
・・・
『・・・へ?』
不意に耳元で呟かれた
その声に
バササっ・・・
オレは積み上げた医学書や資料を
思わずひっくり返していた
『あはははっ…ごめん、ごめん』
『・・・~~~(汗)(汗)(汗)』
笑いながら散乱した本を
さりげに拾ってくれる人
あれ・・・この男性(ひと)
もしかして?
実習の時は
ガウンにマスク姿で
顔はほとんどわからなかったけど
耳元で聞こえた、あの
上手く誘導するような声は…多分
『・・・あ・・・あの…っ』
『はは・・・大丈夫か?∥タキガワくん∥』
やっぱりそうだ。
実習の手伝いに来てくれてた
あの先輩ドクターだ。
ガタッ
『きょ…今日は…すみませんでしたっ』
オレは咄嗟に立ち上がって
頭を下げた
『(笑)・・・声デカイぜ?』
クスクス笑いながら
人差し指を鼻に当てる先輩
『・・・ぁ』
図書室だったことを忘れていた
『~謝ることないよ♪よくあることだし
∥普通の反応∥だと思うけど?』
『・・・』
『実習でゲ◯吐く学生や研修医より
初めて人間の内臓見て
楽しそうに切ってるヤツがいた方が
よっぽど心配になるさ♪(笑)』
『・・・』
さりげにおっかない事を言ってるけど
実習で教えてくれた時もそうだけど
なんとも…おっとりした
言葉の器用な人だと思った
∥ノーミソオタク∥なの??』
・・・
『・・・へ?』
不意に耳元で呟かれた
その声に
バササっ・・・
オレは積み上げた医学書や資料を
思わずひっくり返していた
『あはははっ…ごめん、ごめん』
『・・・~~~(汗)(汗)(汗)』
笑いながら散乱した本を
さりげに拾ってくれる人
あれ・・・この男性(ひと)
もしかして?
実習の時は
ガウンにマスク姿で
顔はほとんどわからなかったけど
耳元で聞こえた、あの
上手く誘導するような声は…多分
『・・・あ・・・あの…っ』
『はは・・・大丈夫か?∥タキガワくん∥』
やっぱりそうだ。
実習の手伝いに来てくれてた
あの先輩ドクターだ。
ガタッ
『きょ…今日は…すみませんでしたっ』
オレは咄嗟に立ち上がって
頭を下げた
『(笑)・・・声デカイぜ?』
クスクス笑いながら
人差し指を鼻に当てる先輩
『・・・ぁ』
図書室だったことを忘れていた
『~謝ることないよ♪よくあることだし
∥普通の反応∥だと思うけど?』
『・・・』
『実習でゲ◯吐く学生や研修医より
初めて人間の内臓見て
楽しそうに切ってるヤツがいた方が
よっぽど心配になるさ♪(笑)』
『・・・』
さりげにおっかない事を言ってるけど
実習で教えてくれた時もそうだけど
なんとも…おっとりした
言葉の器用な人だと思った

