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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第14章 振り向けば・・・いつも君だけが
『・・・これは?』



『知り合いが・・・病気になったときの』




オレが手渡したのは

∥彼女∥の・・・当時の

レントゲンのコピーだ






『これ・・・は・・・』




『・・・』





こんな…のほほん、とした医者に

真面目な答えを求めたんじゃないけど




でも・・・聞きたかった






『・・・治療法・・・ありませんか?』





『・・・』




『先生なら・・・どんな治療を選びますか?』




『・・・。・・・』




のほほん、と笑っていたその顔は

気付くと口を真一文字にして

画像をじっと見ていた


そして・・・




『・・・医学は日進月歩

・・・ってよく言うからね』






『・・・はい』



仮にも現役の医者であろう

その…まだ若そうなドクターの

無言の答えを受けて

オレは画像のコピーも受けとる






『君は・・・∥それ∥で…医者に?』






『・・・』






『・・・いいね…そういうの♪』



その先生は…またのほほん、と笑った






『・・・君みたいなタイプってね

一番、心配なタイプだけどさ♪』






『・・・ぇ』






『・・・∥向いてる∥と思うよ♪』






『・・・???』




ふふん♪…とかって

なんとも言い表せない雰囲気で
ニコニコ笑ってくれてるんだけどさ

どうせ…社交辞令

それくらいわかる





『・・・オレはちっとも

そんな気がしないです

~・・・この有り様ですしね?(苦笑)』



情けない自分の現状を
思わずこぼしていた



そんなオレに





『~♪そうかな?…ハハッ

意外と可能性って未知数でね~♪

そうでもない事もあるんだよ?

成績優秀で卒業したヤツが

頭はそれは文句なしなんだけど

どうにも手が不器用で

手術が出来ないとかね♪』





『・・・。・・・は、…はぁ』
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