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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

『・・・親に会って、なんて言ったから?
やっぱり…うち(実家)のこと・・・』
『・・・』
いっそ、そういう事にした方が
楽かもしれないけど
『ケイゴは…違うと思ってた』
『・・・』
『ケイゴだけは…違うって
あたし、今も思ってる』
彼女のその心の傷に
オレが同じ傷を重ねてつけるのは
それだけは…したくなかった
『みんなと…同じように
普通に…人を好きになっただけなのに
∥今度は◯◯系の男子を狙ってる∥
∥肉食女…またお婿さん探してる~∥
…なんて…そんな事ばかり言われてた
そんなあたしを…ケイゴだけは…』
強がろうとする桜子は
その目は段々と…弱々しくなる
『それも・・・ちがう』
オレはやっぱり否定してしまった
『絶対に・・・ちがう』
『だったら・・・どうして?
あたしに対する不満なら…あたし』
『・・・~フゥ』
やめてくれよ・・・お前らしくもない
自分に厳しい分
その胸の内は…いつも自信に満ちていた
そんな彼女に・・・似合わない姿だ
『サクラコ?・・・ふふっ
らしくないこと…しないでくれよ』
オレは少し作り笑いをした
『・・・っ…?』
『サクラコのせいなんかじゃ
ひとつもないんだ・・・。
それは…オレが…今まさに
こんな風に・・・桜子を
泣かせてしまうようなヤツだからだよ』
『な…ぁに・・・ひ…っく・・・それ』
『桜子は…沢山・・・
笑わせてくれたのにな・・・?
笑わせてあげられなくて…ごめん』
やっぱり…うち(実家)のこと・・・』
『・・・』
いっそ、そういう事にした方が
楽かもしれないけど
『ケイゴは…違うと思ってた』
『・・・』
『ケイゴだけは…違うって
あたし、今も思ってる』
彼女のその心の傷に
オレが同じ傷を重ねてつけるのは
それだけは…したくなかった
『みんなと…同じように
普通に…人を好きになっただけなのに
∥今度は◯◯系の男子を狙ってる∥
∥肉食女…またお婿さん探してる~∥
…なんて…そんな事ばかり言われてた
そんなあたしを…ケイゴだけは…』
強がろうとする桜子は
その目は段々と…弱々しくなる
『それも・・・ちがう』
オレはやっぱり否定してしまった
『絶対に・・・ちがう』
『だったら・・・どうして?
あたしに対する不満なら…あたし』
『・・・~フゥ』
やめてくれよ・・・お前らしくもない
自分に厳しい分
その胸の内は…いつも自信に満ちていた
そんな彼女に・・・似合わない姿だ
『サクラコ?・・・ふふっ
らしくないこと…しないでくれよ』
オレは少し作り笑いをした
『・・・っ…?』
『サクラコのせいなんかじゃ
ひとつもないんだ・・・。
それは…オレが…今まさに
こんな風に・・・桜子を
泣かせてしまうようなヤツだからだよ』
『な…ぁに・・・ひ…っく・・・それ』
『桜子は…沢山・・・
笑わせてくれたのにな・・・?
笑わせてあげられなくて…ごめん』

