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第16章 オトナになる事・・・麻痺する事

「えへへ・・・そんじゃさ

あたしやっぱり先生にお願いするよ」



ちょっと照れながら笑うギャル





『もしも傷痕残ったらさ

先生責任とってあたしのこと

引き取ってよ(笑)みたいな？♪』




『君ねぇ・・・(笑)』




『医者って、ほらやっぱ？

良い肩書きじゃん？安泰ってかさ

彼氏は～土建だしさ…～』





『・・・』


肩書き・・・ね。





「先生ぶっちゃけいい感じだし～♪

ちょっち年の差あるほうが～」




『(笑)急死に一生を得た彼氏に

今の録音聞かせるか？心停止するよ～』





「ゃ・・・ちょ・・・まっ」





『(笑)・・・順調な回復で良かった♪

少しおとなしく寝ててね』





「ぅ・・・ふぁい」






さてさて・・・


珍しく何事もなく

勤務時間が終わる




ボクはさっさと白衣とスクラブを脱いで


たまには・・・真っ直ぐ帰ろうか？