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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第17章 大切な弟・・・可愛い妹

『~・・・』
「先生・・・?!」
『あ・・・ごめん、ごめん
~…エコー・・・ください』
「はい… …!」
『・・・骨盤…は、~やってないな
うん・・・大丈夫だ
良かった・・・、脚は…~…』
少しバランスを崩しながら処置をする僕に
救命のドクターが奇怪気な目を向ける
「なんだ?滝川・・・知り合いか?」
『・・・』
患者の顔を見たボクは
医者であることを忘れそうになるほど
動揺し・・・慌てていた
「おい滝川・・・?」
科が違うから普段は接触しないが
日頃からボクに良くしてくれてる
救命のベテランドクターが
自身も忙しなく動きながら
口ごもる僕を急かしてくる
そしてまた隣では
患者情報を待つナースが
ペンを片手に僕を凝視していた
『フジサワ・・・』
「……」
目の前に横たわる患者は
『あ…~と、ちがう…ごめん』
ええと・・・確か
・・・
なんて、ちっとも冷静になれない
『カツラギ・・・アイル
24歳
既往歴は・・・不明です』
他人のそら似・・・ではなかった
ボクの目の前に運ばれてきた患者は
リョウキの・・・
弟の恋人であり
今や…〃婚約者〃と言うべきであるその人
近い将来・・・ボクの妹になる人
左手の薬指に
真新しいダイヤの指輪が光る
∥アイルちゃん∥に・・・間違えなかった
「先生・・・?!」
『あ・・・ごめん、ごめん
~…エコー・・・ください』
「はい… …!」
『・・・骨盤…は、~やってないな
うん・・・大丈夫だ
良かった・・・、脚は…~…』
少しバランスを崩しながら処置をする僕に
救命のドクターが奇怪気な目を向ける
「なんだ?滝川・・・知り合いか?」
『・・・』
患者の顔を見たボクは
医者であることを忘れそうになるほど
動揺し・・・慌てていた
「おい滝川・・・?」
科が違うから普段は接触しないが
日頃からボクに良くしてくれてる
救命のベテランドクターが
自身も忙しなく動きながら
口ごもる僕を急かしてくる
そしてまた隣では
患者情報を待つナースが
ペンを片手に僕を凝視していた
『フジサワ・・・』
「……」
目の前に横たわる患者は
『あ…~と、ちがう…ごめん』
ええと・・・確か
・・・
なんて、ちっとも冷静になれない
『カツラギ・・・アイル
24歳
既往歴は・・・不明です』
他人のそら似・・・ではなかった
ボクの目の前に運ばれてきた患者は
リョウキの・・・
弟の恋人であり
今や…〃婚約者〃と言うべきであるその人
近い将来・・・ボクの妹になる人
左手の薬指に
真新しいダイヤの指輪が光る
∥アイルちゃん∥に・・・間違えなかった

