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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第17章 大切な弟・・・可愛い妹
『お疲れさまでした・・・~』
おおよその終盤に差し掛かる頃
ボクは先に手術室をだしてもらう
「・・・あぁ、もう…大丈夫だろう」
主要部分の処置にあたった
ベテラン救命医には
ボクがその無事を確かめるように
そこにいたのがバレバレだった
みたいだけどね
その答えをのらりくらりとかわすように
ボクは手術室を出てすぐに
弟に連絡を入れる
彼女が目を覚まして
その意識が戻るまで
もちろん確証は…油断は出来ないけど
まず・・・間違いなく
命の危険は脱しただろうから
ボクは自分自身の気持ちを落ち着けてから
とでも言うように
ようやく…急ぎ足に連絡をいれた。
RRRRRRR・・・
『リョウキ・・・落ち着いて聞いて?』
・・・
・・・・・・
∥『は?…なんのジョーダンだよ
悪趣味過ぎるぜ・・・ふざけんなよ』∥
電話の向こうの弟の反応は
正直・・・予想通りだった
それはボクが知る弟の性格…も
もちろんだけど
そんな知らせを聞いて
動揺しない人間なんかいない
無理矢理、ボクに悪態つきながら
笑って誤魔化そうとするリョウキの反応は
動揺以外のなにものでもない
そして
仮にも血を分けた兄弟のお互いが
言って良い冗談と…悪い冗談
そんなことを、お互いに
言う人間かどうか
それくらい、暗黙にわかっているから
だからボクは…思いもよらぬ知らせに
恐怖する弟を
少しでも動揺させまいと必死になった
おおよその終盤に差し掛かる頃
ボクは先に手術室をだしてもらう
「・・・あぁ、もう…大丈夫だろう」
主要部分の処置にあたった
ベテラン救命医には
ボクがその無事を確かめるように
そこにいたのがバレバレだった
みたいだけどね
その答えをのらりくらりとかわすように
ボクは手術室を出てすぐに
弟に連絡を入れる
彼女が目を覚まして
その意識が戻るまで
もちろん確証は…油断は出来ないけど
まず・・・間違いなく
命の危険は脱しただろうから
ボクは自分自身の気持ちを落ち着けてから
とでも言うように
ようやく…急ぎ足に連絡をいれた。
RRRRRRR・・・
『リョウキ・・・落ち着いて聞いて?』
・・・
・・・・・・
∥『は?…なんのジョーダンだよ
悪趣味過ぎるぜ・・・ふざけんなよ』∥
電話の向こうの弟の反応は
正直・・・予想通りだった
それはボクが知る弟の性格…も
もちろんだけど
そんな知らせを聞いて
動揺しない人間なんかいない
無理矢理、ボクに悪態つきながら
笑って誤魔化そうとするリョウキの反応は
動揺以外のなにものでもない
そして
仮にも血を分けた兄弟のお互いが
言って良い冗談と…悪い冗談
そんなことを、お互いに
言う人間かどうか
それくらい、暗黙にわかっているから
だからボクは…思いもよらぬ知らせに
恐怖する弟を
少しでも動揺させまいと必死になった