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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第17章 大切な弟・・・可愛い妹
『・・・連絡ついた?』



『うん・・・今、もう向かってもらってる』




家族の到着を待つ間

ボクと弟は並んで椅子に腰をおろす




『・・・兄貴さ、戻らなくていいの?

付きっきり、ってワケにいかないんだろ?』





『ふふっ・・・今日は大丈夫だよ♪

心配するな・・・・・・』





『・・・なんか、飲む?

オレ、飲み物買ってくる』





『ん・・・~あぁ』


ボクは適当に返事をして

そのまま腕組みで仮眠する





『・・・兄貴?』




『・・・♪…』



まだいたのかよ、お前(笑)


ボクは渋々顔をあげる・・・


・・・と?




『・・・アイル、大丈夫だよな?』




弟は…泣き出しそうな顔を

精一杯隠すように…眉尻を下げたまま

微かに笑いながらボクに問いかける





『クス・・・(笑)・・・大丈夫

意識さえ戻れば…もう心配ないよ』





『・・・・・・∥絶対∥?』





『・・・(苦笑)・・・あぁ、絶対』




ボクの答えに弟はキョトンとしてた




『・・・医者ってさ…やたらに、その

∥絶対∥とか・・・言っていいのか?』






『・・・わかってるなら聞くな(笑)』






『・・・うん(笑)・・・にしてもさ

兄貴も・・・本当に医者だったのな?』





『・・・(苦笑)』



いつになく、しょうもないことを

ボクに投げ掛けては落ち着かない弟


それだけのパニックに見舞われたんだ

仕方ないよね


ボクはひたすら、うん・うん、と

相づちうって目を閉じていた




『顔色ひとつ・・・声色ひとつ

変えないでさ・・・ケロっとしてて』





『・・・』





『目の前に…身内や知り合いが

血まみれ…とかで…運ばれきて

そんなん・・・オレなら絶対無理。』





『・・・♪』





『ズケーのな・・・医者って

恐れ入る・・・・・・』





『・・・ふふ』





『兄貴が・・・いて』





『・・・?』





『兄貴が・・・いてくれて

良かった・・・。・・・ありがとな』
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