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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第17章 大切な弟・・・可愛い妹
『おはよございま~す♪』
翌日、朝一番に明るい声が
背後に響く
・・・おっと
昨日の暴走美女か(笑)♪
とは、思えないくらい
明るい表情で意気揚々とこちらに
向かってくる女性
『あ♪お兄ちゃん~いたいた
おはよございます~♪』
『(笑)・・・おはようございます』
『あの・・・アイルの様子は???』
開口一番、聞いてくるのは
もちろんアイルちゃんの容態だ
『ぇ…と・・・はい、まだ』
本音を言えば、そろそろ
目を覚まさないと心配だと思っていたけど
『そ…ですか・・・ハハっ♪
まったく…あの子は寝坊助だからね~
お寝坊アイルンルン~♪で困っちゃう』
『・・・ハハハ』
明るく…元気に振る舞っている姿は
この人なりの…【気丈さ】なのかもね
両手いっぱいに荷物を…手土産を持って
意気揚々とした姿も、よく見れば
目は泣き晴らしたように真っ赤に腫れていて
典型的な寝不足の顔をしている
『あ!そうそう…お兄ちゃん!!
これ・・・良かったらみなさんで♪』
『・・・は(汗)?』
でん・・・っ!!
『先生たちお忙しいでしょ?♪
ほんのひととき~♪お茶うけにどうぞ』
『・・・((ゲッ))?!』
ほんのひととき~♪…
・・・って量じゃないだろコレ?!
不意打ちのように渡された
ずっしり重い大量の菓子折やら差し入れ
どうやって運んでたんだ???
ってくらい
見た目に反して中々の腕力の持ち主
どっしぇぇぇええぇ~~~(汗)