この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第17章 大切な弟・・・可愛い妹

『痛いっ・・・やめてぇ…っ』



『・・・…ハッ』



彼女の悲鳴にリョウキは

一瞬、我に返って力を緩めるが




『・・・アイル…おまえ・・・なんでっ』



おさまりもつかず

パニック状態のリョウキは

余計に取り乱し、声を荒げた



リョウキのデカイ身体が

フラッとよろけた、その一瞬




『リョウキ・・・なにやってるんだ?!

やめろ・・・落ち着け・・・っ』





ボクは後ろからリョウキを羽交い締めにして

力ずくでアイルちゃんから引き離す





『うっせぇよ・・・はなせ・・・!!

寝ぼけてんだよコイツは・・・?!』




『リョウキ・・・!!』




『いつまでも…起きねぇから・・・っ』




目の前に起こった事を

なにがなんでも否定したい・・・



そんな感情を全面に押し出すように

リョウキの背中は火のように熱をもっていた


悲しみや絶望を隠しきれない表情で

それらの感情を怒りに変えるように

リョウキは取り乱した




『は・・・なせ・・・っ』




『やめろって言ってるだろっ!?』






ガタン……っ




羽交い締めしたリョウキを

ねじ伏せるように突き飛ばして

ボクは看護師を呼んだ





『ハァ…ハァ…ハァ・・・病室から

出てもらって・・・・・・』



リョウキを指して看護師に言う






「で・・・でも先生??」



あらゆる意味で戸惑う看護師に

ボクは語気を強めた





『ハァ…ハァ・・・患者に

危害を加える恐れがある・・・

早く連れていって・・・!!』




「・・・は…はい」




『・・・早くっ…!!』




「はい・・・っ」



「・・・すみませんが、こちらに」





『ふざ・・・けんな・・・って…っ!!』



よろけるリョウキを

看護師が二人掛かりで

病室から連れ出す
/870ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ