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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第1章 幼く・・・儚く
バイトの休憩中


僕は家も近かったからね
ごはん食べに帰ることも出来れば
昼寝したり…適当だったんだ


だってまぁ休憩室なんか
いつも貸し切りみたいなものだったから


外に食べに行く先輩とか
僕みたいに昼寝するやつとかね





なのに・・・なにやら
今日は休憩室に
やたらと人の出入りが…

上がりの時間になっても
中々帰らない先輩のバイトや仲間
・・・騒がしいな





「初日から5時までなの?大丈夫?!」

「高校生?」




質問攻めにあってるのは
言うまでもなく
新人の、あの女の子だ





「下の名前なんていうの?」

「歓迎会やろうよ♪」

「バイト終わったら空いてる~?」






『・・・』



ちょっとお気の毒だなぁ
なんて思ったけど


暑さと疲れとに敵わず
僕は休憩室で遠慮もなく
スヤスヤ寝てたんだ(笑)



最低?…まぁ若かったからね♪



て言うかしょうがないでしょ?
そういうもんでしょ







「ほ~らほら!休憩になんないでしょ!
初日から疲れちゃうわよねぇ!まったく
時間の子達はあがったあがった~!」




パートのおばちゃんが乱入して
止めてあげていた(笑)





男どもが解散して
ようやく静かになる休憩室





「ふふ、ごめんね
悪い子たちじゃないんだけどねぇ」



『いえ…すみません』





突っ伏して寝てる僕の耳に
おばさんと女の子の会話が
入ってくる





「高校生?…何年生~?」

「夏休みなのに?えらいわねぇ!」






あのさ・・・オバチャン♪





あんたもうっせぇよ(笑)




なんて、僕は
うつ伏せながら失笑したものだ





「一年生?あらまぁ!
滝川くん~~?あんたと同級生だってぇ」


『・・・』






へぇ・・・ってか

休憩させてやれよあんたこそ(笑)





と、僕は
デカい声で僕を呼んだパートさんを
スルーして大分無愛想な態度でいた気がする
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