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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第19章 僕の・・・歩む道
それから程なくして

アイルちゃんは退院を迎える。



『・・・そういう訳だから

今後は様子を見ながら…そうだね

リハビリだけは通った方が良いかな』





『・・・はぃ』





『通うの大変だと思うから

家の近くの治療院とか、どこでも良いし

紹介状は書いておくからね♪

とにかく後遺症が残らないように・・・~』





『・・・』





『・・・聞いてる?アイルちゃん(笑)』






『ぁう・・・ゎ・・・はい…っ』





ちょっと上の空なアイルちゃん




『他に心配な事とかないかな?』



『私・・・はぃ・・・べつに』




遠慮気味に目線を反らして

ボクとあまり目を合わせないアイルちゃんに





『プッ・・・アイルのやつさ

救急で手術してる時に…兄貴に

∥裸見られた∥って気にしてやがんの(笑)』




そんな空間を良い感じに(?)

ひっくり返したのは脚組み腕組みで

椅子に座って聞いていたリョウキだった




『・・・は…(笑)?』


なんて、ボクが愛想笑いする間もなく






『な・・・?!』




ガタッ・・・


アイルちゃんはギョッとして

椅子から転げそうになる



顔を・・・真っ赤にして(笑)





『ななな・・・なに言ってるのっ?!』




シレッとしてケラケラ笑ってるリョウキの横で

アイルちゃんはひっくり返りそうになって

動揺していた




『アイル~おめぇ…なぁにぉう

ふざけたことぬかしてやがんだぁ?

不謹慎なヤツだなァ…バカヤロおめぇ』




『ぷっ・・・アイルまじウケるんだけど

どんだけよ~(笑)あっはははは

いつになっても…まだまだオコチャマね♪』



同席していたソウタサンとマナサンが

同調して笑い出す




『ちち…ちがうってばっ・・・!!』




『プッ・・・図星かよ(笑)ダッセ~』




アイルちゃんは右に左に

目配せして忙しそうだ




こんな風に笑い事で済む話が出来て

本当に良かったよ♪
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