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第20章 あの夏の・・・約束

『碧空(ソラ)～～・・・？

まぁた新しいの買ってもらって～…！

この前おリボンの買ったばかりでしょ～？？

今月はオシャレはもうおしまいって…

ママと約束したじゃない･･･～～もぉ・・・』





『・・・～』




ママの居ぬ間の

〃おねだり〃のバレた女の子は

父親の脚にしがみついて隠れ

チラッと半分顔を出している(笑)




父親の膝下程の・・・程もない背丈の女の子

(可愛いなぁ･･･ほんと(笑))






『まったくもぉ・・・～』




〃あなたの仕業ね～？〃…と(笑)


奥さんから視線を浴びるのは

スーツ姿の旦那・・・。






『しょ・・・しょうがないだろ(汗)

どうしてもソレが欲しいって

店の前から動かねぇんだから・・・

いいだろうが～…べつに

ゴムのひとつやふたつ…

うるさいこと言わなくてもさぁ

・・・なぁ～♪ソラ？(笑)』





『まったくもぉ・・・娘に甘いんだからぁ』





『･･･～～♪』

『～～♪･･･』




ママに御叱りを受けて(笑)

すっとぼけるように

口笛吹くみたいに口をつぼめて


揃って同じ〃明後日の方向〃を向く

父娘(おやこ)の顔はソックリだ




間違いなく父娘(笑)

・・・そんな様子










『もぉ…〃ゆぅちゃん〃は

甘やかしてばっかり・・・…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ』






旦那をたしなめるように

軽く腕組みしてプリプリと

頬を膨らまして怒ってる奥さん？





・・・顔と声が

ちっとも怒ってませんよ？(笑)