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第20章 あの夏の・・・約束

カンナ・・・君は



君は確かに…大きな力を持っていた





君は確かに…誰かの人生に光を灯し

その在り方を変えたんだ。




この僕が今のような人生を歩む？


十数年前の・・・あの時に


一体誰が、それを想像出来ただろう




強いて言うなら

君ひとりくらいじゃないのかな？




誰も・・・僕自身も

想像出来なかった人生を歩んで



こんな僕が

今の僕が・・・わずかでも

誰かを救えたり

誰かの・・・力になる事が出来たのなら




それは過去・・・


君が･･･【僕にくれた力】だ。





君の持っていた大きな力

君が精一杯・・・生き抜いた人生




それだけは


この僕が・・・・・生き証人さ