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それでも僕は
第13章 13★
「ケイ…?」
「ゆう…もっと…」
ケイは俺の手を握り返し、俺のソレに自分のモノを擦り付ける。
「分かったよ、ケイ…」
俺とケイは手を握り締めたまま、ソレを擦り付け合う。ケイのソレに自分のソレを擦り付けているとケイと目があった。俺の手を握っているケイの手に力が入る、もうケイも限界が近いことを悟った。俺はケイにキスする、キスが決め手になり、俺とケイは同時に果てた。
「…っぁ…ケイっ!!」
「ゆ、ゆう…あう…!!」
俺はケイの腹を精液で汚し、ケイも自分の精液で腹を汚す、俺は額の汗を拭い、繋いだ手を解いてケイの腹の精液をティッシュで拭いて、Tシャツを着せ、ケイの隣に横になる。
「……気持ち良かったね、ゆう」
「…あぁ、ケイ」
俺とケイは荒い息を繰り返しながら見つめ合う。
「ケイ…気持ち良かった?」
「うん、ゆうは…?」
「俺も気持ち良かったよ」
俺はケイの頬に手を当てる。ケイは蕩けるような笑みを俺に向ける。俺もつられて表情を和らげる。
「……身体は大丈夫?」
「うん、それよりゆう…抱き締めてほしい」
「分かった」
俺はケイの頬に触れていた手で頭を撫でケイを抱き締める。俺の腕の中にすっぽりはまるケイ…気丈に振る舞っているケイだが身長も伸び悩んでいるし、また体重も減ったみたいだ。
「スースー」
「……寝ちゃったか…」
果てて体力使ったせいか、寝てしまった。健やかな寝息を立てて眠るケイ。ケイの寝顔を見ながら、これからも少しでもケイの体調が良くなるように支えるんだと…誓いを新たにした。
そして…俺が高校入学して約1ヶ月過ぎたある日…俺とケイは地獄に叩き落とされる