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それでも僕は
第21章 21☆
(すぐに…イッちゃいそ…)
ゆうのゴツゴツした手でソレを扱かれ、俺はすぐにイキそうになる。気持ち良いけど、久しぶりゆうとえっちなことをしているのだから一緒にイキたい。
「あッ…んッ…ゆ、ゆう…お、俺…んッ…ゆうと一緒に…あッ…」
「わ、分かった…んッ…俺もケイと…ぐッ…一緒にイキたい」
ゆうは自分のソレを掴んでいる俺の手を剥がし、俺のソレと自分のソレを重ねる。
「ゆ、ゆう…」
「俺もすぐにイキそうだから一緒にイこう?」
ゆうはその大きな手で俺のソレと自分のソレを同時に扱く。
「ゆ、ゆうッ…すき、好き…」
俺は愛の言葉を紡ぎながらゆうの首に腕を回しキスをする。いくらゆうに好きって言っても足りないけど、キスもしたい。ゆうに俺がどれだけゆうのことが好きなのかを伝えたい。俺はゆうも気持ち良くなってほしくてゆうの咥内に舌を挿れる。いつもゆうが俺にしてくれるように、ゆうの咥内をなぞる。
「…あッ…んッ…イク…」
「ケイ…お、俺も…あッああぁッ…!!」
ゆうと俺は同時に欲を放った。俺とゆうは荒い息を繰り返す。ゆうが俺を見て少し困ったように笑う。俺とゆうの視線が合う、すると俺とゆうは両方からキスしようと顔を近付ける。ゆうが好き過ぎてもっともっと貪欲になってしまう。ゆうの恋人になれただけで幸せなはずなのに、どんどん我が儘になっていく俺に……このあと天罰が下される。
ゆうと情熱的な夜を過ごして1週間経った。ゆうと久しぶりにイチャイチャできた俺は珍しく上機嫌だった。
「慧って分かりやすいよな」
亨が今にも鼻歌を歌いそうな俺に苦笑する。
「南さんとの関係が順調で良かったよ」
「………そんなに分かりやすい?」
亨にゆうと何かあったのか見破られ、俺は頬を抑える。
「あっ悪い、今日はゆうと待ち合わせしているんだ」
「待たせたら悪いからさっさと行けよ」
教室にかけられている時計を見て俺は慌てて帰り支度をする。亨はため息を吐いて、慌ただしく教室を出て行く俺を見送る。1秒でも早くゆうに会いたい俺は早足でゆうとの待ち合わせ場所に向かう。ゆうが交差点の向こうからやって来た。