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嘘の数だけ素顔のままで
第3章 去勢【2】
「コトブキさんって熟女好きなんすか?」

 何でですか?

 コトブキは何気ない仕草を装いつつ、自分が今指に挟んである煙草を見た。さっき火を点けたばかりでまだ半分以上が残っていた。


「あ、いや、聞こえてたもんで」

 そういう訳でもないんですけど、

「ヒタチさん好きなんすよね」

 あの中でって聞かれたから、

「まあ、わかるっすよ、おれも熟女好きなんすよ」

 そうなんですか、

「おれ、大学のときバイトで家庭教師やってたんすけど、何人か調教したっすよ」と『先生』はそう言って旨そうに煙を吐いた。「普通、娘の方狙うじゃないですか、おれも最初はそうだったんすよ、でも仲良くなってくるとね、母親の方がね、色目使ってくるんすよ」

 マジですか?

「勉強終わったあとにね、あ、娘ってのは小学六年だったんすけど、遊び出かけちゃって、それで母親からお茶飲んでってって言われて……あ、そこは洋室のリビングだったんすけど、おれはソファに坐ってるじゃないですか、そしたら母親がコーヒーの粉瓶ごとこぼしちゃったんすよ、もちろん掃除しますよね、

 で、母親がね、爪先立ててうんこ坐りって言うんですか、しゃがんだんすよ、意味深にちらちらおれの方見つめてくるもんだから何だろうって見るじゃないですか、で、こっちはびっくりっすよ、その母親がですよ、

 あ、コトブキさん疑ってます? マジですよマジ、マジバナ、でね、パンツ穿いてないんすから、嘘じゃないっすよ、ノーパンすよ、ノーパン、しかもおれが気づいたら股をもっとひろげてきちゃって、

 やらしかったよなあ、着エロっていうんですか、おばさんっぽいスカートから覗いたアソコの飾り毛ったらマジ国宝級っすよ、たぶん処理なんかぜんぜんしてなくて、もさっとしてるんすよね、もさっと」

 それで……どうなったんすか、

「おれ、ビビっちゃって、子ども帰ってきたらどうするんですかって聞いたっすよ」

 で……どうなったんすか?

「そういうスリルに飢えてるのって言うんすよ、しかも真顔でっすよ、まいったっす、あとはなるようにしかならなかったっすよ」

 ここでも下ネタが始まった、コトブキはそう思って緊張した。一難去ってまた一男だった。


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